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でんぱ組.inc「WWDBEST」MVを見た感想

Posted on Jul 17, 2018

6人体制最後のMVになったこの曲。ベストアルバムWWDBEST ~電波良好! ~(通常盤)(CD3枚組)に収録されています。
でんぱ組最期の曲になる可能性もあったのかな。
メンバーが別々の場所で撮影された映像と過去のMVを再現した映像が交差します。
future DiverW.W.DあたりからMVはチェックしておいたほうが感動できますよ!

ご存知の方が多いと思いますが、この曲はこれまで同グループに関わった作詞家・作曲家・映像監督が協力しており、まさにベスト内容。
これ以上はない。そういうMVだったから、これはスラムダンクにおける山王戦であり、次はないかもしれない。そう思わせました。
(少なくとも大きく方向転換はするのだろうと思えました。)

3:15ほどのみりんちゃんの衣装が変わりながら歌うシーンとラストの3:37付近のピンキーがお気に入りです。

へたくそばっかの六重奏

BPM高めが彼女たちの曲に付きまとうイメージですが、単にテンポが速いのではなくて歌唱や演奏にちょっと無理があるテンポだと感じます。
混沌としたイントロから様々な場面を経て最期の大団円に向かう展開はスリリングであり感動的。
本人たちの歴史が凝縮されており、アイドルソング随一の名曲ではないかと思います。

もちろん、スタッフが凄いというのはあるんですが、「へたくそばっかの六重奏」がここまでのものを見せてくれるからこそアイドルは尊い!
道半ばの人は皆どこかで自分の至らないところを認識しながらそれでも精一杯背伸びしながらやっているわけで、この人たちほどその姿を見せながら人を勇気づける人たちはいないですね。

演奏について

ドラムはサビではキックの四分打ちを基調に、場面によっては16ビートになっておりフィルの手数が多め。ハットもシュハシュハしてかなり細かく動いています。
最初からドラマーが譜面を書いているとこうはならないのではないかと思いますが、それを実行してしまうのが凄い。
当然ベースもドラム同様忙しく動いています。転調とリズム隊が激しく動く、これぞ王道のアイドルソングといった感じです。

これを生でやってしまうところがまた凄いですね。

でんぱ組は未鈴さんのど根性でできている

古川未鈴という人はアイドルらしからぬ人柄でありながら、この人ほどアイドルのセンターが似合う人はいないと思わせます。
彼女がでんぱ組を終わらせてよいと思えば、グループがここまで続くことはここまで続くことはなかったんじゃないか?

個性豊かで、それなりのキャリアを積んでいる他のメンバーは多方面に活動していて、もし解散となってもそれはそれと考えていても不思議ではないはず。
それでも他メンバー(一人一人でも十分個性的な)は彼女の想いを感じて動いている節があり、この「古川未鈴を中心とした奇妙な団体」がでんぱ組の本質だと思います。
ですから、最初みりんちゃんが一人で佇むシーンはカッコよくもあり、ついに終わりが来たか!と思いました。
彼女なくしてでんぱは成立しないと思いますが、独白時(2013 Zepp Tokyoでのライブでメンバーが一人で自分のことを語る壮絶なコーナーがあった。)にピンキー(青 この頃のメンバーでは最年少)に「いつかバトンを渡す日が来る」とも言っていました。
どちらの場合でも彼女は意思を持ってその道に進んでいんでしょうね。アントニオ猪木さんみたいです。

ギラメタスでんぱスターズは山王戦の次の試合

その後7人組となって再始動するでんぱ組.incですが、「これ以上はない」ところから「それ以上」を出してくるからほんとに凄いグループだなと思います。
7人体制最初のシングルに収録された「ギラメタスでんぱスターズ」はこれ以上ないほどにでんぱ組っぽくて、感心してしまいました。
新加入したベボガのぺろりん(鹿目凛)と虹コンのねもさん(根本凪)もハマっていて6人体制は6人体制の良さ、7人体制は7人体制の良さがあります。

最上もがさんはでんぱを押し上げた功労者でしたから脱退はやっぱりショックでしたが、無理に続けたり、いっそ解散してしまうよりは今の選択がベストだったと信じたいですね。

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