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エビクラシー あまりエビ中を知らない人間のレビュー

Posted on Aug 12, 2018

このブログではエビ中のことをあまり理解せずに買って聴いた感想をまとめました。

レビューの前提条件

アイドルには2種類あって、曲の提供者が固定されているグループとそうではないグループがあります。
プロデューサーがほぼ全楽曲を提供しているケースはPerfume、PassCode、sora tob sakanaなど。アルバム単位で聴いても統一感があります。
対してアルバム収録曲を多数のアーティストが提供しているグループはでんぱ組、虹コンなど。そして私立恵比寿中学などスタダ勢は後者になりますね。

僕はどちらかというと前者のアイドルが好きです。
後者のアルバムを聴くと曲によっての好き嫌いが出てしまいます。全ジャンルに対応して歌うなんて土台無理な話です。
でんぱ組、虹コンといったディアステージ勢はこのあたりかなり統一されているように思うんですが、スタダ系は節操がない。

また、いくつかの曲で洋楽のオマージュと受け取れるものがありましたが、所詮オマージュかと。
BABYMETALも様々なアーティストのオマージュで成立していましたが、メタルというくくりは外れていないし、対象を自己解釈と演奏・歌唱・ダンスで似て非なるものにしてしまった言わば化け物であって、基本的にはオマージュも苦手です。

また、僕がまともに私立恵比寿中学を認識した時にはすでに6人組でした。
ここまでが前提です。

バラエティに富んだ内容

バラエティに富んだと言えばいい感じですが、このアルバムもご多分に漏れず節操のないアルバムです。
ファンクやコミックソングっぽい曲はちょっと苦手ですね。
フォーエバー中坊もメンバーやこれまでの活動を知っている方が楽しめそうな曲であって、彼女たちの歌唱力に期待してきく曲ではないでしょう。
そういう意味では収録曲の半分はいかにもスタダ的な曲で占められていると思いました。

また例えばでんぱ組なら歌詞カードを見なくても誰が歌っているのかわかりやすんですが、エビ中はそこまで個性の差がないんですよね。
この点はまだ自分が聴き慣れていないだけで後々解決する問題なのかもしれませんが、現時点では課題かな、と。

個別のレビューに入る前にこのアルバムには期間生産限定盤が存在します。
期間生産限定盤は各メンバーが1曲ずつアルバム収録曲をソロで歌っています。
僕はこれを買うべきだと思います。

オーソドックスな曲ほど良い

7人組時代唯一のアルバム(になるのかな?!)。すでに転校された廣田さんも真山・柏木両名に匹敵する実力だったので、実力派の彼女たちを期待してアルバムを探している場合は現時点でももっともオススメとなります。

04. 紅の詩(TAKUYA作曲) 07. なないろ(池ちゃん(レキシ)作曲) 10.春の嵐(照井さん(sara tob sakana)作曲)といった曲は歌唱力を楽しめる楽曲ではないでしょうか。
03. 感情電車などは柔らかい雰囲気の曲ですがベースとドラムがかっこいいですね。

この中でも特になないろ聴いてもらいたいと思います。
いかにもスタダ的な曲と対極にある曲がこの曲かと。

展開も演奏も至ってオーソドックス。だからこそボーカルに注目するしかない。
特に柏木さん(歌いだし)が素晴らしい。真山さんと廣田さんもさすがですね。実際聴いていただくのが早いかと。

その他の曲は以下のとおりです。

04. 紅の詩

元JUDY AND MARYのTAKUYAさん提供曲。イントロとアウトロの突拍子のないシャウト?はAnarchy In The UKのオマージュですが、個人的にはこれいる?って感じはあります。笑

紅は(メールを)くれないとかかっているというブログを読ませていただきましたが、なるほどな。と思いました。
歌詞の内容は全く理解できていないですが、独特の語感があって気になります。
TAKUYAさんらしいパンキッシュでありながら乙女チックな曲で激しく、可愛いですね。
サビがかなり高音で早口なのでライブで歌うのは相当厳しそうですが、ライブでもしっかりと、しかもCDよりカッコよく歌っているから感心しきりです。

10.春の嵐

照井さん提供曲で疾走感溢れるロックチューン。sora tob sakanaの時ほどマスロック感はありませんが、終始シリアスな曲調のため、エビ中のアルバムに入っていると少し異質です。
僕が大好きな真山さんが活躍する曲ですが、どのパートも難しいのではないかと思います。
でもこの曲を聴くとやはりもう少しエビ中といえばこういうものだ、というものが欲しいと思ってしまいますね。

03.感情列車

インパクトはないんですが、展開が激しく、優しい雰囲気に反して演奏は攻めています。
特に2番に入った時のベースとドラムには注目です。
歌唱的には小林さんの語りかけるような歌い出しが特徴的ですね。彼女のようなフワフワした歌声と真山さんの骨太な歌声が同居するグループというのは面白いですよね。

松野さんのこと

このアルバムが発売される少し前、メンバーの松野莉奈さんが病気のため急逝されました。
大きなニュースになったので、エビ中をあまり知らなかった僕でもこのニュースは知っていました。
このアルバムの節々でメンバー・スタッフの彼女への想いを感じる事ができますが、事情をあまり知らずに買った人間からすればわかりづらいでしょうし、やはり評価の対象にすべきは7名でしょうから、今回はこの件について触れるのはよそうと思います。

もし、このアルバムを気に入って、松野さんについて興味を持つ時がくれば、彼女に触れ、またこのアルバムを聞いて欲しいです。

次のアルバムに期待する事

最後に今後についてですが、こうなってくるとあとはファン以外でも口づさめる代表曲が欲しいところですね。
僕は永遠の中学生という縛りにこだわる必要はないと思います。この縛りはキャラクター作りにおいては都合がいいですが、これからの彼女たちを考えるとギャップになっていくんじゃないかと心配です。

最年少の二人は他の四人にない個性を持っているので、彼女たちの成長が起爆剤となり、今後のエビ中に与える影響が大きくなることを願っています。

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